和歌山弁護士会とは

弁護士及び弁護士会の使命

和歌山弁護士会は、和歌山県内に法律事務所を開設している全ての弁護士が会員となって組織している法人です。

弁護士は、弁護士法第1条により、基本的人権の擁護と社会正義の実現を使命とすると定められていますが、弁護士がその使命を全うするためには、国家権力から独立し、場合によればこれと毅然として対峙しなければならない場合もあります。

そのため、弁護士の資格審査や懲戒は弁護士会だけが行うことができ、弁護士は裁判所や法務省などの国の機関から監督を受けることはありません。

そして、弁護士業務を行おうとする者は、必ずいずれかの弁護士会に入会しなければ業務を行うことができません。

以上のとおり、弁護士会は、国や地方自治体などの監督官庁が存在しない、いわば完全な自治権を持った団体として法律で認められています。

私たち和歌山弁護士会は、このような自治権が認められた理由を常に自覚し、基本的人権の擁護と社会正義の実現を目指して活動しています。

会長挨拶

令和3年度の和歌山弁護士会会長の田邊和喜(たなべ かずき)です。堀江佳史(ほりえ よしじ)、九鬼周平(くき しゅうへい)、上岡美穂(うえおか みほ)の3名の副会長とともに、今年4月1日から1年間、和歌山弁護士会の執行部を務めます。どうぞよろしくお願いいたします。

和歌山弁護士会は、県民の皆様に適切な法的サービスを受けていただけるよう、様々なメニューを提供しております。

まず、トラブルや悩みごとでお困りの方に、弁護士による法的なアドバイスを受けていただけるよう、各種の法律相談を実施しています。例えば、高齢者・障がい者あんしん電話相談、こども電話相談、犯罪被害者無料法律相談、交通事故無料法律相談、中小企業法律支援センター「ひまわりホットダイヤル」などがあります。これらは無料の法律相談で、お電話でお申し込みいただけます。他に、有料での法律相談会も随時開催しています。最近では、新型コロナウィルス感染症の流行に伴い、事業継続問題や、雇用問題、あるいは債務問題など、これに関連する法律相談が増加することが予想されます。昨年度、和歌山弁護士会は、日弁連と連携して、「新型コロナウィルス関連法律相談・全国統一ダイヤル」を設置し、無料電話相談を実施いたしました。今年度も、新型コロナウィルス関連のご相談にも、状況に応じて的確に対応できるよう、必要な体制を整えたいと考えています。

また、弁護士への依頼を希望される方に弁護士を紹介する、弁護士あっせん制度も用意しています。

さらに、裁判ではなく話し合いでトラブルを解決したいという方のために、弁護士会ADR(弁護士会裁判外紛争解決手続)を実施しています。ADRは、弁護士らが中立の調整役となり、当事者間の話し合いで柔軟に紛争解決を目指す手続です。

刑事事件を起こしたとされて逮捕された場合には、弁護士が警察署等に無料で駆けつけて相談を受ける刑事当番弁護士制度もあります。

県民の皆様が何か法的トラブルを抱えられたときは、お気軽にご相談いただきたいと思います。

これらの他にも、和歌山弁護士会では、様々な社会問題に対応し、公益的活動に取り組むため、多数の委員会やプロジェクトチームを設置して、精力的に活動しています。また、重要な社会問題について和歌山弁護士会としての意見を述べたり、県民の皆様に情報を発信するため勉強会やシンポジウムを開催したりもしています。

このように、私たち和歌山弁護士会は、地元である和歌山県民の権利擁護と、地域社会における正義の実現に向け、多岐にわたる活動を積極的に行っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

令和3年(2021年)
和歌山弁護士会会長 田邊 和喜